炎症ってそもそも何?
「炎症」という言葉を聞くと、火傷や腫れをイメージするかもしれません。
医学的には、炎症とは「体がダメージを受けたときに修復するために起こす反応」です。
代表的なサインは「赤い」「腫れる」「熱い」「痛い」「動かない(機能障害)」の5つです。
腰痛と炎症の関係
ぎっくり腰や慢性的な腰痛の一部も、この炎症反応が関わっています。
例えば急に荷物を持ったとき、筋肉や靭帯に小さな損傷が生じると、そこに血液や修復細胞が集まります。そのときに腫れや熱感、痛みが出るのです。
炎症=悪いこと、ではなく「体を治そうとしている証拠」ともいえます。
炎症を抑える方法
- 安静:まずは無理に動かさないこと。初期は2〜3日の安静が有効です。
- 冷却:炎症が強い急性期は、アイスパックや冷湿布で15分程度冷やすと腫れや痛みを抑えられます。
- 消炎鎮痛剤:市販薬(NSAIDs系)で痛みと炎症を抑えることができます。使用は医師や薬剤師の指導のもとで。
安静以外にできること(回復期)
炎症が落ち着いたあとは「血流を改善し、再発を防ぐ」段階に移ります。
- 温熱療法:蒸しタオルや入浴で血流を促進し、修復を早める。
- 軽いストレッチ:痛みが和らいできたら、腰や股関節を中心に無理のない範囲で伸ばす。
- 体幹トレーニング:インナーマッスルを鍛えることで腰への負担を軽減。
- 整体や理学療法:骨盤・背骨の歪みを調整し、再発リスクを減らす。
炎症が長引くとどうなる?
炎症は本来「一時的な修復反応」ですが、長期間続くと慢性炎症となり、痛みや違和感が習慣化してしまいます。
慢性的な腰痛を抱える人が「炎症はあるのか?」と理学療法士にチェックされるのは、痛みの原因が「今の炎症」なのか「過去の蓄積」なのかを見極めるためなのです。
まとめ
炎症は体が治るための自然な反応ですが、強く出すぎると痛みや不便さが生活を直撃します。
急性期には「安静+冷却」、回復期には「温熱+運動+調整」。
腰痛と上手く付き合うには、炎症の段階を理解して適切なケアをすることが大切です。
