炎症の見極め方とセルフジャッジのポイント|急性期と慢性期でケアが逆になる理由

炎症が出ているかどうかのセルフジャッジ

医師や理学療法士は「炎症が出ていますね」と言いますが、私たち一般人にとっては分かりにくいもの。
以下のようなサインでセルフチェックが可能です。

  • 熱感:患部に触れると周囲より熱い。
  • 腫れ:見た目や触った感触でふくらみがある。
  • 鋭い痛み:動かすと「ズキッ」と刺すような痛みが出る。
  • 動かすと悪化:体を動かすと強く痛みが出て、安静にすると落ち着く。

これらが強く出ているときは急性炎症=安静・冷却のタイミングと考えられます。

急性期と回復期でケアが真逆になる理由

炎症は時間の経過で性質が変化します。

  • 急性期(発症から数日):組織の損傷と炎症反応がピーク。冷却・安静が最優先。
  • 回復期(数日〜数週間):修復が始まり、血流や代謝を高めることで回復が促進。温熱・ストレッチが有効。

この移行期を見誤ると「冷やすべき時に温める」「動かすべき時に安静にしすぎる」といった逆効果になることがあります。

慢性炎症とは?通常の炎症との違い

一般的な炎症は「急性炎症」で、数日〜数週間で収まります。
一方、慢性炎症は小さな炎症が長く続く状態で、症状は急性ほど強くないのが特徴です。

  • 急性炎症:熱い・赤い・腫れる・動けない → 強いけど短期的。
  • 慢性炎症:じんわり痛い・重い・違和感が続く → 弱いけど長期的。

腰痛や肩こりなどの「慢性的な不調」は、この慢性炎症がベースになっていることが多いのです。

セルフジャッジのまとめ

簡単に整理すると:

  • 熱・腫れ・ズキッと鋭い痛み → 冷やして安静(急性炎症)
  • 重だるい・動かすと楽になる・慢性的 → 温めて動かす(慢性炎症)

判断に迷ったときは「強く痛むなら冷却・安静、じんわり続くなら温熱・運動」と覚えるとセルフケアしやすいです。

まとめ

炎症には「急性」と「慢性」があり、対応は真逆になることがあります。
急性期は「冷やして休む」、慢性期は「温めて動かす」。
この見極めがセルフケアの第一歩であり、不安な場合は整形外科や理学療法士に確認するのが安心です。